2012年5月18日金曜日


カラー療法とは

カラー治療とは、簡単に言えば色で診断し、色を貼って病気を治そうという療法です。
私達は日常様々な色の氾濫の中で生きています。身近な衣服から始まり、周囲を見回してもすべてがなんらかの色で覆われています。要は

その色が使い方によって病気に対して驚く程の効果を発揮する療法です。

2012年5月15日火曜日


2012年5月10日木曜日


HACCPに関する情報をご案内(三基計装株式会社)

 

HACCP:清浄化が要求される食品製造環境

HACCP INFORMATION

本稿は「食品機械装置」2002年12月号に出稿したものに加筆訂正したものです


食品の品質と安全
 食品は見た目の良さ、味、におい、歯応え、量、包装デザイン、価格などさまざまな要素で消費者から選択される。最近では賞味期限や添加物、原料産地、遺伝子組換え等素材の氏素性も厳しくチェックされるようになってきた。食品への異物混入や食中毒事件が相次いで、食品メーカーへの消費者の目が厳しくなっている。昔も当然あったことだろうが、それを公に糾弾する、告発するという意識が出てきたために表面化することが多くなったのであろう。場合によっては身に覚えの無いことを言われることもある。プロ・クレーマーも存在する。原材料から食品メーカーの加工、いくつかの流通の過程を経て小売店の店頭に並び、それを購入した消費者の家庭でまた保管され、調理されて� ��に入るまでに多くの経路、人の手を経る。どこでなにがそうなったかということの原因を特定することは難しい。細菌の繁殖、金属・プラスチックその他のゴミの混入、毛髪や虫の死骸が入っていたりすることが問題になる。混入がどこで発生したか不明であっても、消費者はまずメーカーを疑うから、メーカーは自衛の意味でも製造工程管理と記録を厳密に行うことが肝腎だ。包装が例えばよじれていて、密閉性に問題なくてもクレームをつけられるから、最終段階での画像検査も行われている。食品の品質の中で、図1に示すように従来の食品そのものの品質規格や顧客サービス品質に増して安全性が問われる社会になってきたと考えるべきである。

 

図1 食品の品質規格の捉え方


食品の危害要因と安全対策
 食品への危害としては、11) のように生物学的危害、化学的危害、物理的危害の3種類がある。

 生物学的危害の原因物質は食中毒細菌(ボツリヌス菌、病原性大腸菌、サルモネラ属菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌など)やウイルス(A型、E型肝炎ウイルスなど)、寄生虫(回虫、アニサキス、広節劣頭条虫など)である。

 化学的危害の原因物質はカビ毒、キノコ毒、貝毒、ヒスタミンなどの天然物質、食品添加物などの意図的添加化学物質、殺虫剤、除草剤、肥料、抗生物質、工場での潤滑油、洗浄剤、有毒元素(鉛、亜鉛、砒素、・・・)などの非意図的混入物質がある。1955年に131名が死亡した砒素入り粉ミルク事件や1968年のPCB汚染米油事件などである。

 物理的危害の原因物質は一般に「異物」と言われるもので、ガラス、木、石、金属、プラスチック、毛髪などである。前2つの危害のように大量の被害は出さないが、事件としてはもっとも多いものである。

 

表1 食品の安全対策

危害の種類

危害原因物質 安全対策 対象物

生物学的危害

食中毒菌、腐敗菌、カビ、酵母、ウイルス、寄生虫、原虫、昆虫 洗浄・殺菌 食品原材料、機械設備、容器、食品工場(床・壁)など
加熱殺菌 加工食品、機械設備
包  装 生鮮食品と加工食品(保存性向上と二次汚染防止)
冷  蔵 生鮮食品と加工食品(微生物の発育防止)
化学的危害 カビ毒、キノコ毒、貝毒、抗生物質やホルモン、食品添加物 くん蒸殺菌 輸入食品原材料
化学分析、毒性試験などの測定 輸入魚介類、輸入食肉、輸入食品原材料、生鮮食料品と加工食品
物理的危害 ガラス、木、石、金属、プラスチック、毛髪 洗浄・殺菌 食品原材料、機械設備、容器など
金属探知機、画像処理、X線検知 生鮮食品と加工食品

 

 最近では中国産野菜の農薬残留量が問題化しているが、水際でこれらをストップすることは可能としても、いまや我々の食卓を占める食材は原材料や加工された形で海外から入って来ているものが多い。食品工場も同様で、原材料の多くが輸入である。なま物は別として、食品工場における加工段階でこの危害を除去できれば良い。そもそも細菌などは人体に多量に存在し、善玉もいれば悪玉もいる。健康な時はとくに意識もしない。免疫ができるし、人体の高度な細菌対策機能が働いて悪玉化を防いでいる。したがって余程の事がない限り食中毒にはならない。食品材料にも当然細菌は多量に存在するから、人体に悪影響を与えない程度の量に抑えたり、腐敗を防げれば良い。また原材料そのものには菌が少なくても食品� ��場で繁殖した菌が移ったり、作業者の人体から移ったりする。したがって菌が繁殖しない環境にするとか、作業者が帽子、マスク、手袋を着け、特別な作業服を着て作業することになる。安全対策として対象により違いが有るが、加熱殺菌やくん蒸殺菌、洗浄殺菌など各種の殺菌方法をとって賞味期限まで一定量以下に細菌繁殖を抑える方法がとられている2)

 切り餅の真空包装、N2充填パックなどはたいへん素晴らしいアイデアであった。またNASAのアポロ計画におけるニーズに応じてできたレトルト食品も日本の誇る技術である。これらは菌の繁殖を抑えるところから生まれた発明である。レトルト食品は低酸性食品のカテゴリーに入り、生物学的危害はボツリヌス菌に特化され、パック後、菌芽胞の不活性化に必要な120℃、4分以上の殺菌処理を施すことで長期保存に耐える。これらの事例は有用な細菌抑制対策であるが、いつも餅やレトルト食品を食べているわけにはいかない。多くの食品は包装されていても先述のようにさまざまな過程で危険にさらされている。科学技術の進歩や科学的生産体制、政府による規制を経てもなお食中毒事故は全世界で減少ではなく増加しているのが実情だ3)。日本でも1996〜1997年の腸管出血性大腸菌O157によるかいわ れ大根、北海道のいくら醤油漬け事件のように全国的大規模食中毒が毎年発生している。これはやはり人間による作業である以上、原料管理や水管理に細心の注意を払わないと汚染が発生する、さらに細菌も生物であるから常に環境に適応して進化、発展するために、新たな病原体が現れては大流行するためと思われる。カンピロバクター、リステリア、小型球形ウイルスなどは新興勢力であり、サルモネラのように伝統的な病原体であっても最近再び猛威を振るう種もある。ブドウ球菌のように昔は食中毒の代表選手であったものも、いまや調理時の手洗い励行や身体装具、低温流通、低温保存、さらに賞味期限表示などによって減ってきたものもある4) 5)それだけに記憶に新しい2000年6月に発生した黄色ブドウ 球菌低脂肪乳食中毒事件は驚きであるとともに、その工場がHACCP認定工場であったことが国民にも政府にも大きなショックを与えた。原因物質は黄色ブドウ球菌の産生するエンテロトキシンA型であった。当初会社側の発表では、配管洗浄は毎日行っていたが、逆流防止弁の分解洗浄を怠ったため、牛乳残滓が隙間に溜まって黄色ブドウ球菌が繁殖したのが原因とのことであったが、最終的には別工場で生産された脱脂粉乳が本事故の原因であったと判断される。HACCPはあくまでシステムであり、ここで定めたことを忠実に守らなければ効果を発揮しない典型例であり、もって肝に銘ずべし、である。

  生物的危害の代表である細菌は加熱すれば死ぬというものではない。高温が好きな細菌もいれば、O157のように低温で生き生きと躍動する細菌もいる。したがって食品の無菌処理はケースバイケースで、表21)のように加熱処理非加熱処理膜処理、そして化学薬剤処理が用いられ、そのための装置と無菌化技術が提供されている。また

@常に繁殖を抑えるための洗浄を行う
A細菌の巣となる場所を作らない
B水や多湿環境を好む菌が多いので乾燥を心がける(これは洗浄と矛盾することが多い)
C低温で活動が停滞する菌が多いので低温または冷凍保存する

など各種の対策をとる。

  化学的危害は原料の分析、測定、食品添加物への配慮と明示、食品機械装置での汚染防止対策を徹底する。

  物理的危害は異物対策であり、これも製造各工程における危害分析(HA)を行い、その重要管理点(CCP)を定めて混入を防ぐ。さらに金属などは探知機を設置して出荷前にはねる。近年とみに問題となるのは虫や毛髪の混入であり、虫については食品工場での防虫ネット、防虫ランプ、2重ドア、シャッターブラシ、保管庫・工場陽圧化などの対策はもちろんの事、その前工程に対処を求める傾向が出てきた。毛髪に付いては食品工場を出た後での混入も考えられるが、少なくとも自衛策としての混入防止策をしっかり定め、忠実に励行するとともに作業者の毛髪管理…毛髪検査記録表(タイムスタンプ)をつけて後でそれが加工段階のものであるかどうか照合できるように管理することが必要だ。
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2012年5月7日月曜日


体内の一酸化窒素(NO)生成レベルを高めるサプリメントの効果とは

「パンプ(筋肉に血液が充満した状態)を持続させる」
「血流量を増やし、酸素の供給を高め、全身の回復を促進する」
こうした効果が得られれば、筋量や筋力を高め、より体脂肪の少ない体をつくることができる。筋肉づくりをめざす人には願ってもないことだが、そうした効果をもたらすとされているのが、NO(一酸化窒素)サプリメントだ。このサプリメントは一時、有効性が疑問視されていた時期があった。しかし新たな研究結果から、今では「クレアチン以来の注目のサプリメント」として期待されている。この話題のサプリメントについて、以下に詳しく述べていこう。

新たな注目へ
NOサプリメントは、いろいろな面でクレアチンと共通する点が多い。たとえば、どちらもサプリメントとして市場に出る前から、研究者の間では高い評価を受けていた。そして両方とも、市場に出た当初は有効性や安全性を懸念する声があったが、ともに実際の使用者の体験談や研究結果で高い支持を得ていた(ただし、クレアチンのほうが開発時期が早いので、データはより多い)。さらにどちらも、健康、パフォーマンス向上の面でさまざまな効果が実証されてきており、世界各国で人気のサプリメントとして売り上げを伸ばしている(このことが、使用者が満足しているいちばんの証拠だろう)。

長年の研究から、一酸化窒素は体内の細胞に「信号」を送る働きを持つ物質であることがわかってきた。すなわち、体内で起こるさまざまな化学反応の指令を送っているのが一酸化窒素なのだ。この働きによって、血流や筋肉の収縮、神経系の信号伝達、筋肉の成長やその他、体内のさまざまな機能が調節されている。一酸化窒素にはこのように重要な働きがあるわけだが、では、その効果をさらに高めるために、体内の生成量を増やすことはできるのだろうか?